子供が低身長かもしれない目安とは

子供が低身長かもしれない目安とは

■低身長の目安

 

低身長と判断する目安はあるのでしょうか。

 

 

 

自分の子供が、周りの子供と比べて小さすぎる。
他の子は大きくなっているのに、おかしいなぁ?
と思っていますが。

 

 

低身長という判断基準があります。
その判断基準の数値よりも身長が低い場合は、低身長と見なされるので、医療機関へ
相談した方がよいでしょう。

 

 

近年は、婚期が遅くなっている人が増えているので、高齢出産も増えています。

 

 

高齢出産の場合もそうですが、妊娠中にダイエットした場合にも、お腹の中の
赤ちゃんに十分に栄養届かない状態となり、発育不全の小さい赤ちゃんが生まれて
しまうことがあります。

 

 

昔で言う「未熟児」と呼ばれていた赤ちゃんです。

 

 

現在は「低出生体重性低身長症」と呼ばれています。
3歳くらいまでに、標準に近い大きさに成長する子供も多いですが、大きく
成長しない子供も中にはいます。

 

 

このように最初から小さい場合は、その成長の幅を計測することが重要となります。

 

 

計測した数値をもとに成長曲線を作成することをお勧めします。

 

 

一般の子供の成長曲線は、低身長の判断の目安となるものです。

 

 

■成長曲線とは

 

低身長の目安となる成長曲線とは、どんなものでしょうか。

 

 

 

成長曲線とは、0歳から18歳までの子供の身長と体重を記録したグラフ
です。
母子手帳にも記載されています。

 

 

成長曲線には2種類あります。
横断的標準成長曲線と縦断的標準成長曲線です。

 

 

・横断的標準成長曲線
年度別にそれぞれの年齢の子供を何人か選んで、その子供の身長を調べてグラフにした
ものです。

 

 

文部科学省が調査した、「学校保健統計調査報告書」と「乳幼児身体発育調査報告書」
のデータを元に作成しています。 対象年齢は、0歳から17歳6か月です。

 

 

現在の横断的標準成長曲線は、2000年度(平成12年)に調査した結果が
示されています。
母子手帳など多くで参考資料とするのは、この横断的標準成長曲線です。

 

 

・縦断的標準成長曲線
一人の子供の成長を小さい時から大きくなるまで、記録したものです。

 

 

同年齢の子供を何人かの特定のグループに選択します。

 

 

そのグループの各子供の身長を、定期的に乳幼児期から成人するまで測定したデータ
を基に作成したもです。

 

 

一人の成長記録としての経過を見て、大幅に伸びる思春期の記録を参照するには
適していると言われますが、横断的標準成長曲線とデータにあまり大差がありません。

 

 

縦断的標準成長曲線には、標準成長率曲線もいっしょに記されています。
標準成長率曲線とは、縦断的標準成長曲線で調査した子供の成長記録データから
1年間で何センチ伸びたかを示すグラフです。

 

 

1年間の成長率がわかります。
自分の子供も同様に身長を記録し、成長率を作成することにより、成長率の極端な低下、
思春期の急速な身長の伸び(成長スパート)の欠如などを判断することができます。

 

 

成長曲線は、身長、体重とも5本のグラフ線が書かれています。
それぞれのグラフ線には、+2.0SD、+1.0SD、平均値、−1.0SD、
−2.0SDという名前で示されています。

 

 

+2.5SD、−2.5SDのグラフが書かれているものもあります。

 

 

SDとは、統計的な評価を表すものです。

 

 

自分の子供の身長が−2.0SDより低い値にあると、低身長を心配しないといけない
目安となります。

 

 

小児特定疾患の助成制度を受けるには、−2.5SDより以下でないといけなく
なりました。

 

 

 

■成長曲線の−2.0SDの値は

 

成長曲線で書かれている−2.0SDの値とは、どのような意味があるのでしょうか。

 

 

 

SD(Standard Deviation標準偏差)とは、パーセンタイルという
統計学で使用する単位です。

 

 

これは100人の中での評価を示すもので、−2.0SDだと100人中下から2番の
値を示しています。

 

 

同年齢の子供の身長は、全体の95%が+2.0SDからー2.0SDの範囲に含まれて
います。

 

 

このー2.0SDの値より身長が低い場合は、低身長の疑いがあります。

 

 

2000年(平成12年)の調査では、−2.0SDの身長は以下の値となっています。

 

 

 年齢   男子(cm)  女子(cm)
 1歳    69.7    67.7
 2歳    79.5    79.0
 3歳    86.1    84.4
 4歳    92.3    91.1
 5歳    97.9    97.9
 6歳   103.7   103.5
 7歳   109.5   108.8
 8歳   114.7   113.9 
 9歳   119.7   118.8
10歳   124.5   123.9
11歳   128.9   130.2
12歳   133.9   137.0
13歳   140.7   142.3
14歳   148.6   145.3
15歳   154.7   146.5

16歳   157.7   147.1
17歳   158.8   147.4

 

 

現在の数値だけでは、判断できない時があります。

 

 

生まれつき小さい「低出生体重性低身長症」で生まれた赤ちゃんは、成長の伸び幅で
判断しないといけないでしょう。

 

 

子供の成長は個人差があるので、ある時から急に伸びてくる子供も多くいます。

 

 

自分の子供の成長を記録し、成長曲線を付けていれば、伸び幅も判断することが
できます。

 

 

−2.0SDより低い数値で、医療機関へ診察へ行った際も、成長曲線があれば
診断も早く行えます。

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